魔法の三すくみ

ねんてんです。

瞑想をやってきたり、やっていきます。

これからの三元論の話をしよう。

キーポイント:

  • 属性が象徴するもの

人類は判断を効率化するため、物事を切り分けるフレームワークをいくつも生み出してきました。

 

正しい・誤っている、女性的・男性的、暑い・寒い、健常・障害、陰・陽、どちらがより好ましいと感じるのかを判断しているようです。

けれども、私がどちらであるかなんて、コミュニケーションに応じて変わってしまう。

二人は分かち難く、どちらか一方を贔屓したところで、自分自身に対する茶番になるだけ。頑固になる程、それを上回る相手の前では、にわかになるだけ。

そして同時に、コミュニケーションの前では、自分がどちらであるかを強制されてしまう。

自分がAであるかないか、あるいは分からない、というような二元論上のアイデンティティーは、多くの場合、自分がよって立つところの無さを強調するように思います。

そうした現象は、コミュニケーションにおける文脈の一貫性という、多様性の放棄を促す原理のせいではないでしょうか。

これから紹介する魔法の三すくみは、多様性の根幹である解釈をベースに駆動するフレームワークでもあります。アイデンティティーを作るのは、あなたです。

 

 

世の中の様々な概念は、次の三つの側面、属性を持ち合わせています。

1.召喚

何かが生み出されること、増殖していくこと、秩序を適用すること、ポテンシャルを生み出すこと、などを象徴する属性。

2.反射

物事の向きが変わること、外へ向かったものが内へ向かうものでもあること、ある事象が別の事象へ反映されること、物事の解釈が転化されること、肉体の脊髄反射(自動的な運動)などを象徴する属性。

3.回復

物事がなにか決まった状態へと向かうように戻っていくこと、特定の状態を維持すること、際立った性質へと先鋭化・純化すること、などを象徴する属性。

 

これら三つの属性の間には、強弱といえる相性が存在しています。それは

召喚<反射<回復<召喚…

という三すくみの関係性です。

私はこれを魔法の三すくみと呼んでいます。

 

 

この枠組みを通して概念を解釈することで、様々な概念が三つの属性で関連しながら互いに翻訳可能となります。これにより、全てを一つに繋げます。

また、魔法の三すくみを利用した瞑想・魔法であれば、その過程の中に登場する三すくみ的な対象が、三すくみのどれに対応するのかという解釈だけをずらしてやることでも、新しい魔法を形式的に開発することが可能です。

ある一つの魔法の中で、三すくみを1回利用しているだけで、共変魔法が3パターン、反変魔法が3パターンの計6パターンの魔法が、解釈の仕方の置換のみで生み出されます。

三つの強弱関係は無意識へと浸透するルールになっていきます。ミームのエコシステムを通じた内的作業の自動化システムを構築する際にも役立ちます。

魔法の三すくみはそうした強力な世界観を提供します。

 

これら三つの関係ははじめのうち紛らわしいので、覚えようとするよりも、必要になった都度、どうして強弱関係が発生するのかを推論する方が、わかりやすいです。実際三つの関係は、とても簡単なゲーム的計算に基づいているからです。

これは時間あたりのダメージ量を競う戦いです。ポケモンなどに詳しい方であれば、ダメージレースという言葉をご存知でしょう。

ダメージレースの世界において、召喚・反射・回復の三種類の行動には自然と、召喚<反射<回復<…という関係が生まれてしまうのです。

召喚/ダメージレース は、味方を増やすこと、1ターンの間に与えるダメージ量を強化することです。

反射/ダメージレースは、受けるダメージを相手へと返してしまうことです。相手の攻撃力が高いほど強くなるため、召喚よりも優位に立ちます。

回復/ダメージレースは、無限に生き残ることで、QOLを高める選択です。そのとき攻撃をしないため、反射に対して優位です。一方、召喚タイプを相手にすると、増殖されるばかりのため、回復した後は戦闘が始まったときより不利ですし、回復量や最大HPよりも、いつか受けるダメージのほうが上回ります。そのため回復よりも召喚のほうが優位にあります。

 

このような召喚・反射・回復の強弱関係が、ダメージレース以外の様々な場面での解釈についても保証されるのかどうかについて考えることは、私はあまり重要ではないと考えます。

魔法の三すくみは多様な概念を解釈するための枠組みであり、召喚や回復や反射の意味合いを限定した意味のもとで強弱が成り立ったところで、解釈の可能性を狭めるのであれば意味がないと考えるからです。

一般論がわからなくとも、必要に応じて解釈した魔法のタイプが、本当に三すくみになっているかについて、個別的に検討することは可能です。

多少面倒でも、解釈した概念の相性が適切になったかどうか確認するようにしましょう。

三すくみが成り立っていることを要請するルールによって、無意識への浸透が深まります。

脳のメモリもゴリっと使いますので、良い鍛錬になるでしょう

例題


なにか概念を決めて、その概念から召喚的な側面、反射的な側面、回復的な側面を見つけてみましょう。

召喚・反射・回復をどの順で見つけるかなどは、思いついた順で構いません。順番はささいなことです。

そうして解釈した3つの側面について、なんらかの強弱のように思える関係が見つかるかどうか考えてみましょう。

3つの関係が見つかったら、それらに共通することを探し、一言で言いあらわせる表現がないか考えてみましょう

一言で表現する事で、具体的な強弱関係の理由が覆い隠され無意識へと浸透します。


そうした三すくみが思いつかないときは、このサイトの概念編の記事の最後に乗せている魔法の三すくみを読んでみてください。

そこで提示された強弱関係が正しそうかどうか少し考えてみましょう。

魔法の三すくみ


魔法,三すくみ,解釈 の三すくみ/魔法の三すくみ

魔法=回復:私や世界をある状態へと向かわせる

三すくみ=召喚:ポテンシャルをもつ

解釈=反射:ある概念が他の概念へと転化する

魔法<三すくみ<解釈<魔法...:関係A<Bは「BがAを支配している」ことを意味する

※魔法の三すくみは固定的なものではなく、状況に応じて解釈した一例にすぎません。